粃糠性脱毛症

■粃糠性脱毛症の概念
多量の粃糠様鱗屑(フケ)をみる粃糠疹に脱毛の合併したものをいう。独立疾患とするより脂漏性湿疹,慢性の接触皮膚炎などに伴って生じる脱毛と考えたほうがよい。

■粃糠性脱毛症の臨床症状
頭部に痒みを伴う軽い紅斑がみられ,多量の粃糠様鱗屑(フケ)をみるのが特徴で,毛髪は細くもろくなり掻破などで容易に脱落する。基礎となる疾患を鑑別する。なお,壮年性脱毛初期に軽い炎症症状と粃糠をみることがあるので注意する。

■粃糠性脱毛症の必要な検査とその所見
鱗屑でのピチロスポルムの有無。
接触皮膚炎ではパッチテスト。

■粃糠性脱毛症の治療法
基本的には頭皮を清潔に保ち,抗フケ剤やステロイド含有ローション塗布を行う。基礎疾患がわかればその治療をおこなう。

■粃糠性脱毛症の予後と経過
脂漏性湿疹,接触皮膚炎によるものでは脱毛は可逆的である。非可逆的な壮年性脱毛が本症の形で初発することがあるので注意する。
posted by 武相荘翁 at 06:58 | 各種脱毛症
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